「いつか我が家を塗り替える時には、均(ひとし)の会社に頼もう」。今から24年前(私がまだ29歳の頃)に61
歳の若さで急逝した父が、生前、母に話していた言葉だそうです。
「私にではなく“会社に”・・・」。父が他界した後、いよいよ実家を塗替えることになった時、母から聞かされた「私の会社に」の意をくんだ私は、まず母
に「家に対する想い」等をトコトン聞き出すことから始めました。母の話を聞けば聞くほど、話に引き込まれ感
動している自分がいました。「こんなに想いの詰まった現場をこれから塗替えるんだ」。
この感動を職人たちに伝え、段取りを依頼しました。すると職人たちそれぞれアイデアを出し、最高のおもてなし工事について考
え始めてくれたのです。彼らにも想いが伝わった瞬間でした。いよいよ工事開始。「想いの連鎖」は、母にまで伝わり、
毎日現場ではつらつと作業する職人たちの姿に感激し、おもてなしをしてくれました。
少々やり過ぎの感はありましたが、職人たちの想いは、確実に母に届いていました。
まだまだ続いた「想いの連鎖」。最後には、私の女房まで。私たち夫婦は一度、母と同居をしたことがあったのですが、なかなかうまくいかずすぐ
に別居してしまった苦い経験がありました。その女房が、塗替え工事が始まって以来、毎日母のことを話す
職人たちの姿を見て、彼女自身が子供を連れて、せっせと実家の母の所に顔を出してくれるようになったのです。
「均の会社に頼もう・・・」。このたった一言から始まった塗替え物語。終わってみればそこに関係するすべての人たちが想いを共有して、
そして1つになって見事完成させた、まさにおもてなしの証です。
たかが塗り替え、されど塗り替え。塗り替えリフォームには、絆を結び付ける底知れぬパワーがあったのです。
あれから24年。私は、このパワーの虜(とりこ)です。塗替えリフォームをお考えのあなたの想いは何ですか?
私たちウイングビルドは、地域に根付く職人仕事と日本の心を守るために、本物の、そして本当の外壁塗装
を最高の職人たちと共に地域の皆様にお届けし続けています。
皆さんに育てられて30年。
塗装専門店 代表親方
若林 均です。