親方通信 2020.02.18

7) 新しいトレンドは、100年企業型の経営戦略

やるべきことをやり続ける

2020年のニュースで、「グローバル化した社会が今一度、見つめ直されてきている」という趣旨のものを見ました。 たしかに、インターネットで世界中の情報を入手できるようになり、世界中の方々に商品を販売することができるようになった今、真逆の動きも出てきているという点に、私は注目すべきと思っています。 なぜなら、情報社会になっても、『経営の原理原則』は変わらないということが、これから見つめ直される時代に、徐々に向かいはじめているように感じるからです。 多くの日本の中小企業はこの情報社会で、行く先を見失い、さらに、政府からの「働き方改革」により労働者の勤労意欲の低下が助長され、労働人口の高齢化が進み、その結果、弱小化してきているのです。 そのため、インターネットを活用した売上UPの施策に躍起になっています。 このような状況を「先行きが見えない時代」と何度も表現され続け、迷いの道へいざなわれ続けましたが。その中でも、変わらぬ普遍的な本質的なる経営を、時代が求めはじめてきているのです。 すなわちそこに、『100年企業型の経営』があるのですが、それが、まさに職人の会がこれまで貫いてきたことに、ピッタリと合致しているのです。 一言で言うと、売上とお客様のぶんどり競争に参加するのではなく、「自社がやるべきことをやり、やり続けること」。これはなかなか難しいですが、やっているところは確かに成長し続けています。 日本建築塗装職人の会 会長 青木 忠史

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