お役立ちコラム 2020.07.13
リフォーム最前線 室内のカビは万病の元。 発生防止の換気方法教えます!
◆もう結露カビでは悩まない。
梅雨時期に困る事のひとつにカビがあります。カビの発生原因には『風通し』と『結露』という二大原因によるものですが、今回は結露についてお話しします。結露によるカビは目立つ所に発生しにくく、風通しとの複合的な原因もあり、プロでも原因特定が難しいです。ただ、結露の発生原因はとても簡単、空気の露点温度以下で発生します。露点温度とは水蒸気を含んだ空気の飽和温度のことを言い、露点温度が100%を超える事で空気中の水蒸気が結露として現れます。皆様がよく結露を目にする場所は冬場の窓ガラスではないでしょうか。
これは室内空気がガラスに触れ露点温度以下になり発生します。つまりガラスの温度を室温と極端に差がない様にす
事で防げます。他にもタンスの後ろの壁がなぜか汚れていると思ったことありませんか?これも結露と空気の滞留がきっかけです。タンスと壁の隙間を大きく取ったりタンスの位置をこまめに変更したりと空気が流れる様にしましょう。床表面や幅木に結露をする場合は床下断熱材が入っているか、断熱材の施工に問題は無いか確認、床下の湿度(風通し)も見て下さい。断熱材は素人での確認は難しいですが床下は手を入れて風が流れているか確認出来ます。
◆リフォームで結露を防ごう!
室内での結露防止に有効なリフォームは珪藻土やエコカラットです。特に珪藻土は部屋全体での施工が普通ですので結露防止効果が期待できます。窓周りなら内窓が有効。単板ガラスでも防止出来ます(既存窓は結露します)。あと皆様ご存じの室内用ガイナも透湿・防露効果がありますが断熱効果が高いため、断熱性能の低い場所での結露に注意が必要です。